若駒連の鳴り物が大切にするもの、それは、踊り手に気持ちの良い調べを奏でること。そして、阿波徳島の音魂を再現すること。曲や技術だけではなく、阿波おどりの“心”を大切に、今日も騒きます。
鉦は、メトロノームであり、バンドマスター。その硬質な音色で、全体のリズムを整えます。的確なリズムコントロールと軽やかな音色。連全体の一体感を目指します。
阿波おどりと言うと誰もが口ずさむジャンジャジャンジャジャンジャジャンジャの節は、三味線の音色。阿波の空気をまとわせるムードメーカー的なパートです。
篠笛は、鳴り物の中で数少ないメロディラインを奏でる楽器。その単純な構造から流れ出る旋律が阿波の心を調べます。
締太鼓は、“間”の楽器。スパイスのように、お囃子にアクセントをもたらします。独特なリズムを持ちながら、曲を邪魔しないまさにフィーリングが重要な楽器です。
重量感溢れる大太鼓はまさに、鳴り物の要。阿波おどりの大きなうねりを持ったグルーブ感は大太鼓が醸し出します。